ザッハリッヒ 蚕の記録

気まぐれお絵描き屋さん、蚕(かいこ)の記録です。作品について、日常のこと、過牛歩で。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

そういえば、映画の予告CMを見てからずっと気になっていたなあ、と思い出し購入。
本屋へ行く前に、「今日、(この本を)買おうと思って」と話していたら、母が「だいぶ前に、人に借りて読んだなあ。あっちゃん(わたしです)が学校へ行かれなくなったころ」と言っていて、読んでから「なるほどな」と思った。
あのころのわたしが読んでいたら、どう感じたのかな。


映画の公式サイトでのあらすじや、本のあらすじをざっと読んでも、自分にはおもしろいだろうか?退屈じゃないだろうか?と、心配だったのですが、twitterで、信頼できるフォロワーさんたちの「わたしは好きです!」という意見に背中を押され・・
読んで、よかった!


今日はよい気分で目覚め、かなり健康的な朝食をとり、家の仕事を済ませ、それから老人に付き合ってお出かけ、のんびり散歩をしてきて、ちょうど不登校だったころの自分と変に重なる心境にもなり、
帰って、ぽかぽかした窓際でこの本を読んで、
あらゆる出来事がささやかで、だけどしっかりと清らかで、温かで、優しい(前回感想を書いたトリイ・ヘイデンの本にもそんなこと感じたな。きっとそういうものに、今わたしは飢えているのかも・・)、安心と強さをもらったような気持ち。


ここ最近ずっとくよくよしていて、それが晴れたわけではないけれど、一時の、ほわーっとした感じを味わえて、読んでみてよかったな。


あと、なんだかんだ、「魔女」ってものにとっても惹かれるので、その辺りにも、読んでいてにやにや。
苺ジャム作りたーい!ミントティー飲みたーい!!


世間的にアレなのでこの言葉あんまり使いたくはないけれど、「癒し」みたいなものを心底求めている自分がいます・・弱ってる・・弱っておるね・・
西の魔女が死んだ」、映画もよいらしいので、近いうちにDVD借りてきて見たいなあ。