春になる前に
母や兄に借りている本を「返してー」と言われたので、自分の部屋の、ためこみゾーンを片付けていたら、
(友人に借りたものはきれいに管理しているが、家族のものだとねー・・)
吉野朔実さんの「少年は荒野をめざす」が出てきたので、
- 作者: 吉野朔実
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/01/17
- メディア: 文庫
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吉野朔実さんの作品は、学生時代(学校行ってなかったけど)「ぶ〜け」という雑誌でよく読んでいて、絵はきれいで好きだったけれど、内容はそんなにピンと来なかった、というか、どうにも、言い回しが「くさい!」って思うほどの表現なんかもある気がして、単行本を集めよう、とかは思わなかった。
なので、吉野朔実さんの漫画、持っているのは、「ジュリエットの卵」(ちょっとした感想は、過去に書いていた*1)と、「少年は荒野をめざす」だけ。
(あれ?「瞳子」も持っていたかも、ほかにも何冊かあるような、でも、この二作品しか今のところ好きじゃないの)
どっちも、大人になってから読んだ。
小学校高学年になって、わたしは髪を短くして、男の子みたいになってしまったことを、とても後悔していて・・
大人になって、いま、やっと、髪をおしりまで長くできて(去年末10cmほど切ったので今は腰まで)、爪も噛まないでのばせるようになって(でも今また爪噛み再発してすっごい深爪)・・
なーーんでわたし、いま、中学生じゃないんだろう!!??
なんて、思ったわけです。
今ね、ちょうど、狩野が、高校へ入った辺りを読んでいて、
春先のざわざわ感を思い出していて、
春って、毎年おんなじ、せつない気持ちになるなー
ワンピース一枚さらっと着て、細い脚、裸足でぶらぶらして、生暖かい風を浴びながら、屋上かベランダにいたいなあって、毎年思う。
いまだに、どこにいたって、居心地の悪さを感じる。
今は、家に夫がいてくれるから、
その寝顔、きれいな横顔、見てると、ああ、もう安心していいんだって、ときどき現実にほっと出来る時間もあるけれど、
ふらふらと、あてもなくお散歩(好きなんだけど)してると、すぐに心が中学生に戻ってしまう。
きれいになりたい。
外見の美醜も、だいじだけど、
まっすぐな気持ちとか、曇りのない思いとか、キラキラして透けてる石ころとか、
だれにも、だれにも、支配されてなくて、
だれにも、汚されない、侵されない、
要求されない、期待されない、希望をもたれない、
とても自由な、なにかに、なりたくなる。
後悔ばかり増えていくなあ。
あしたは、すこし遠くまでお散歩、気が向いたら、走ろうと思っている。
狩野や陸のように。
そうだね、運動をしよう、体を動かそう!
そしたら、春先に、ベランダで、細い脚をぶらぶら、出来るね!
ということで、今年も、ダイエットはつづく・・
(お、うまくまとまったか!)