ザッハリッヒ 蚕の記録

気まぐれお絵描き屋さん、蚕(かいこ)の記録です。作品について、日常のこと、過牛歩で。

展示

行ってきました。

真珠子・個展「おねえさんはリボン狂」
会期 2010年7月24日[土]〜 8月3日[火]
http://www.yaso-peyotl.com/index_16.html

わたくし、数日、心身共に調子が悪く、おうちにひとりでおりまして・・
ずーっと変な、ぐたーっとしたかんじが続いていて、人様の作品なんて、見たらエネルギー強すぎてつらいだろうなあ、とか思いつつ・・
真珠子さんだけは、なんだか別格で!
恋人がお仕事で忙しく、「今日しか行ける日がないかも・・」とのことだったので、エイヤッと這いだし、変にハイな気分で、真珠子さんの個展「おねえさんはリボン狂」へ飛び込んでみました。
最近は展覧会などゆっくり行く(見る)時間もなくて、ひさびさにそういうものに向かい合うのがこわいような気持ちでおりまして・・
だけど、行かなくちゃ!って!


だれもいない、広い空間に、真珠子さんの、平面に描かれた二次元の絵と、妙な存在感を放っている立体(お人形)作品、それと森田童子のBGM、それが・・やっぱりこわくて・・!!
なんだか、いつもいつも、真珠子さんの作品を前にすると、なにもかも、「かわいい!」って言葉でごまかしていたような気がする!
ほんとうは、きっと、とても、こわかったんだ!!!と思いました。気づきました。
こわいよう。
わたし、立体作品、好きなのだけど・・それを目の前にすると、あまりにも・・
だって、触れられるところにあるものって、すぐそこにあるもの、って!こわくないですか!?
こわいよ!!
どきーっとした!


わたしは絵を描いているけれど、絵を描きたくて描いているというよりは、頭の中にある女の子とか、そこにソレがあって、あそこにアレがあって・・とか、そういうのを形にするのに、やっぱり絵がいちばん、手軽と言ったらあんまりだけれど、自分だけで出来る限界かなあというかんじで、描いていることがあるので・・(絵、自体を、まだぜんぜん追究できていないので、なにをわたしごときが・・!とも思うのだけれど)
だから、真珠子さんの作品がどんどん立体化していることについて、うわー!やっぱりそうかー!!と思った。きっと、真珠子さんは、手法を知れば知るほど、たくさんの形で、頭の中の世界を表現するひとなのだろうなあ。


よく、なにかを見て、「毒々しい」みたいな感想を言う人はいるけれど、それほど、見ていて、精神的にまいるほどの毒々しさを感じるものって、わたしはそんなにお目にかかっていない。
真珠子さんは、どこまで正気で、どこから病気なんだろう!?
とか考えちゃうほど、わたし、真珠子さんの作品には毒を感じるよ。
今回の展示は、とにかく、こわかったなあ!


だけど、やっぱり大好きなのだよなあ。


「この人になりたい」「この人みたいに作品をつくりたい!」とかは思わないので、やっぱり自分は、自分の出来ることをやるしかないのだなあ、とは思うけれど・・


ここ数日、ほんとうにしんどくて、そのことは、また、別に書こうかな。


真珠子さんとお写真撮った!わたし、「リボン狂」の名に恥じぬように、リボン、つけてったで・・


今日はじつにカジュアルでした!

(どうでもいいね・・)