「暗い部屋」

いよいよ明日、唐辺葉介さんの「暗い部屋」が発売です。

ここでも何度か告知しておりましたが、改めて。
いったんは発売中止となってしまった唐辺葉介さんの問題作、小説「暗い部屋」がこの度デジタル化されまして、わたくし蚕はパッケージの絵を描かせていただきました。
基本的に、「頼まれると描けない」「気が向かないと描けない」「テーマに沿ったつもりがぜんぜんちがうものを描いてしまう」と言った、イラストレーターとしては致命的な問題を抱えているわたくしですが、今回は！自分的には！ものすごい速さで！内容に沿ったものを描けた！！という手応えがありまして、まあ、その辺りは、見て、読んで、くださった方が、「ふむ！」と感じてくださればいいのですが・・
この絵を描いていちばんうれしかったのは、唐辺さんに「満点」をいただいたこと！
だいぶ前、唐辺さんに、「蚕さんの絵は、数学のテストに国語の答えを書いちゃったみたいなかんじ。まちがってはないんだけどーっていう・・」というようなことを言われまして（ご本人はおぼえていないかも）、当時は「えへへー」なんて思ってましたが（まったくほめられてないのに）、今回はその辺なんとかクリアーできたかな・・？
あんまりいないだろうけれど、「唐辺さんの作品は読んだことがないが、ジャケットの絵がきもいので気になる」というような奇特な方がいらっしゃればいいな！！と思います。
うん、だって、そういう内容だからね・・・

というわけで、皆さま、どうぞよろしくですよ！