ザッハリッヒ 蚕の記録

気まぐれお絵描き屋さん、蚕(かいこ)の記録です。作品について、日常のこと、過牛歩で。

母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか (NHKブックス)

母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか (NHKブックス)

恋人が見つけてきてくれた本、読んだ。
ザコン、ひきこもり、摂食障害・・
ひー
なんというか、
そうですよね、そうだったんですよね、ああ、やっぱりそうだったのか・・
という内容でした。
わたしは、父のいない母子家庭で育ったのですが(兄がいるが)、数年前に「おまえと、お母さんの関係は、おかしい」と恋人に指摘され、「うへえ」なんて思って、
促され、勢いで家を出たり、したのですが、それでもしょっちゅう、なんだかんだと実家へ帰ったり、母と遊んだりしていて、だけど、それも、すこし、違和感?空虚感?があって・・
うまく言えないけれど、母と会うと、一時ものすごく満たされるのです。
自分が空っぽになると、母のところへ帰っていたのですよ。
それで、母とおしゃべりしていると、楽しい、心地いい、
わたしたちは、たくさん、いろんなことを、おしゃべりする、
お買い物にも行く、お芝居にも行く、映画館にも行く、美術展にも行く、たくさんの気持ちを共有する、それはそれは、楽しい。
しかし、母から離れると、わたしは、一気にしぼんでしまう。
具合が悪くなる。ひとりでは、自分が保てない。
「自分がいない」現象に陥る!
そういうことが、どういうことかって、この本を読んで、
なー、なるほどー!
と思ったのでした。
これは母にも読ませるべきなのだろうか?
だけど、もう、母とは、あんまり連絡をとらないほうがいいな。
それはずっと、恋人に言われていたことだけれど、なかなか、むずかしかったのですよ。
ほんとうに、むずかしい。
この本には「一卵性母娘」という言葉が出てきます。まさしく!わたしと母の関係だなと感じました。
「母は娘の人生を支配することで、生き直しをしようとしている」というようなことも書かれています。
そして、その母も、自身の母に支配されている、というようなことも書かれていました。
もう、もう、他人事ではない!ぎゃー